福岡などで活躍した元日本代表FWの山下芳輝(30)が、トルシエ元日本代表監督が総監督を務めるJFLのFC琉球に入団することが4日、分かった。この日、日本サッカー協会が発表した移籍リストから山下の名前が抹消され、FC琉球移籍が明記された。

 東福岡から96年に地元福岡に入団した山下は、1年目から活躍。01年には、トルシエ監督が指揮を執っていた日本代表に初選出され、国際Aマッチデビューを飾った。その後、仙台、柏、大宮と移籍しながら、J1通算204試合出場で42得点。J2時代の柏を経て、昨年はJFLの栃木SCに在籍していた。

 代表の恩師に当たるトルシエ元監督が総監督に就任したFC琉球には、1月末からトライアウト選手として練習参加。福島、鹿児島キャンプにも帯同し、2月27日の練習試合鹿屋体大戦ではゴールも決めていた。JFLは16日に開幕する。

 ◆山下芳輝(やました・よしてる)1977年(昭52)11月21日生まれ。福岡県出身、東福岡から96年福岡入団。仙台、柏、大宮、J2柏を経て、昨年はJFLの栃木SCでプレー。国際Aマッチ3試合出場。177センチ、76キロ。