<J2:岐阜2-1徳島>◇第4節◇23日◇長良川

 今季J2に昇格した岐阜がホーム初勝利を挙げた。前半34分にMF梅田高志(31)が中央からミドルシュートを決め先制。後半30分に同点とされたが、直後にFW片桐淳至(24)の左サイドからのクロスをFW片山真人(23)が右足ボレーで決め勝ち越し。堅守でリードを守りきった。

 前節アウエーの山形戦でJ2初勝利を飾ったが、現地で見届けたサポーターはわずか12人。やはり地元でのホーム初勝利は格別だった。試合を終えた選手たちはゴール裏の観客席へかけ出し、歓声に応えながらサポーターと一緒に喜びを分かち合った。

 J2昇格のシーズンで4戦を終え2勝1分け1敗。序盤とはいえ3位と上々の滑り出しを見せている。松永英機監督(45)も「1戦ごとに選手がJ2ならではスピード、球際の強さに順応してきている」と手応えを感じている。

 決勝点の片山は試合後、観客席に向かい「次も勝ちましょう」と高らかに呼びかけた。勢いを持ち込み次節は29日、アウエーでC大阪と対戦する。