川崎Fを退団したブラジル人FWフッキ(21)の東京V復帰が2日、正式に決まった。移籍金は5億円で、04年1月に三都主が清水から浦和に移籍した際の3億8000万円を上回る国内最高額(金額はいずれも推定)。背番号は9で最短で6日神戸戦(ホムスタ)からの出場が可能となる。

 フッキは昨季、川崎Fからのレンタル移籍で東京Vでプレー。37ゴールを挙げ、J2得点王としてJ1昇格に貢献した。今季はレンタル元の川崎Fへ戻り開幕から2戦に出場したが、起用法への不満などから3月26日に退団が決まった。

 フッキはこの日、東京・稲城市の東京Vグラウンドで2部練習を行い、神戸戦に備えた。磐田戦前には国立のサポーターにあいさつ。「東京Vは(自分が)ブレークしたチーム。温かく迎えてくれたので、またやりたいと思った。たくさんゴールを決めたい」と話した。