4連敗中の福岡リトバルスキー監督(48)が腹をくくった。激しい雨の中で行った19日の練習後、21日のC大阪戦(長居)後に、フロントによって方向性が決断される去就問題について「クラブのためにやっている。(結論が監督交代であっても)クラブが決めたことには、だれもが従わないといけない」と述べた。すでに、監督を辞する意向を周囲に漏らしており、退任覚悟でC大阪戦に臨む。

 4失点で敗れた6日の熊本戦後に「自分が(監督を)続けていいのか社長と話し合う」と、不安を漏らしたことがきっかけとなった去就問題。都筑社長、田部GMとの会談を終え、翌7日に3試合の“続投”こそ決まったが、悪い流れを変えることが求められた中でも連敗。結果を残せないままリミットのC大阪戦を迎えることになった。

 この日、リトバルスキー監督は「クラブも私も(監督を)辞めるとはひと言も言っていない。私はあきらめない」と強調したが、クラブは元日本代表で福岡OBの三浦泰年氏(42=静岡FCテクニカルアドバイザー)を候補に、水面下で新監督の人選を開始している。C大阪戦が期限設定通り、リトバルスキー監督最後の試合となる可能性も高くなってきた。