札幌の選手が直接ファンへ集客を訴える!?

 観客動員数で伸び悩むコンサドーレ札幌がファン拡大に向けた活動を開始した。15日には午前の練習をキャンセルし、若手選手が3つのイベントに出演。チーム関係者は「札幌駅前など人が多く集まる場所で選手が直接、チケットを売ることも考えている」と仰天プランも浮上した。

 選手たちも協力を惜しまない。MF西は、札幌市生涯学習総合センター「ちえりあ」でリフティングコンテストにゲスト出演した。集まった子供たちに「J1残留するため頑張ってます」とアピール。ちゃっかりと「チームを強くしたいのでコンサドーレに入ってほしい」とPRを忘れなかった。札幌・真駒内公園の「さっぽろトリムウオーク&トリムラン」に参加したMFディビッドソンは3キロを一緒に歩き、試合観戦を呼びかけた。「こういったイベントに参加する回数はまだ、少ないと思う。もっとファンと触れ合う機会をつくりたい」とディビッドソンも前向きだ。

 テレビ出演なども積極的に行う予定だ。三浦監督も「今回もイベントがあったので練習を午後だけにした。ファン拡大は決して悪いことではない」とより多くのファンの声援を力に変えていく。【上野耕太郎】