<J1:大分1-0神戸>◇第14節◇29日◇九石ド

 OA枠問題で揺れる神戸FW大久保は、屈辱のシュート0本に終わった。先発フル出場も、気温30度を超すピッチでチーム全体の運動量が落ち、前線までボールが回ってこなかった。後半32分にレアンドロ-大久保-松橋とつなぎ、ゴール前まで迫ったのが唯一の見せ場。「今日は見ての通りでしょ。攻撃がまったくできてない。しんどかった。完敗や」と怒りをにじませた。

 中断期間をはさみ、神戸は4月27日のG大阪戦から2カ月も勝利から見放されている。今季初めてJ2の3位との入れ替え戦に回る降格圏の16位に後退した。大久保本人は北京五輪出場を熱望しているが、クラブ側が猛反対して協会と衝突するなど、モヤモヤをため込んでいる。スタジアムを出る際には「16位?

 入れ替え戦で勝てばいいんじゃない?」と、自虐的に、吐き捨てるように話した。