前節横浜戦で腰痛のため途中交代したJ1磐田MF西紀寛(28)が、長期離脱する可能性が出てきた。ぎっくり腰の症状で、体をかがめられないなど日常生活にも支障が出る状態。「痛みが普通じゃない。普通に生活ができるレベルに戻らないと」。ホンダFC所属の弟望実(24)に世話してもらうなどしたが、1日から1週間の予定で、浜松市内の病院に検査入院した。

 横浜戦の前半25分すぎ、FWロニーにボールを奪われた後、その場に崩れた。「追いかけられなかった。あれでダメだと思った」。30日に診察を受けたが、精密検査の必要があるとして、入院することになった。

 検査の結果次第だが、症状がひどければ今月中の復帰も厳しくなる。内山監督は「しばらく静養ですね」と唇をかんだ。5日の鹿島戦(エコパ)からFW前田が復帰する予定の中、再び訪れた主力の離脱。磐田に、再び試練が訪れた。