<ナビスコ杯:名古屋1-0千葉>◇準々決勝第1戦◇2日◇フクアリ

 名古屋の日本代表FW玉田圭司(28)が周囲をヒヤリとさせた。1-0で先勝したナビスコ杯千葉戦(フクアリ)で左ふくらはぎを痛め、負傷交代した。

 前半24分に相手と競り合って打撲。その後も痛みをおしてプレーしたが前半終了で退くと、試合後は松葉づえを使って引き揚げた。玉田は「打撲です。そんなに重くないと思う」。幸い、重症ではないもようで「相手のキックを受けたようだ。重いケガでなければいいのだが」と心配していたストイコビッチ監督も、ひと安心だった。

 日本代表では慣れない1トップで奮闘するなど、W杯アジア3次予選終盤からフル回転。名古屋移籍後はケガに悩まされてきたが、今年は大きな故障もなく攻撃の要として輝きを取り戻した。故障の程度によっては最終予選を控える日本代表の活動にも影響が出る可能性もあったが、問題はなさそう。チームドクターは「中程度の打撲。(5日)新潟戦の出場は難しいかもしれないけど、病院には行かないと思う」と話した。

 チームはアウェーゴールとともに4年ぶり4強入りへ前進。同監督は「まだ終わっていない。第2戦がある。次に集中したい」と話した。