後釜ができたからクビ?

 J2福岡は11日、ピエール・リトバルスキー監督(48)を解任、篠田善之コーチ(37)が昇格した。リトバルスキー前監督はこの日の練習前、選手に「1年半ありがとう」とあいさつしてクラブハウスを去った。篠田新監督は、10日にJリーグの監督を務めるのに必要なS級指導者資格を取得したばかり。内部に適格者ができた途端に解任される唐突な人事となった。

 福岡は5月上旬に2試合連続4失点で連敗後、前監督は去就を社長にゆだねた。だがクラブは第1クール終了までを「追試期間」に設定。連敗は5まで伸びたが、都筑社長は「変わる兆しを覚えた」と、同23日に続投を決めていた。

 それが、後任が資格をとった翌日に解任。「今後のチームを考えた時と、たまたま時期が当たった」と同社長は関連を否定したが、FW大久保は「1回なくなった話かと思っていたので。まさか、このタイミングとは…」と驚いていた。